ミネラルウォーター画像

ミネラルウォーターを飲むようになった理由

水は私達の生活に欠かせない、大切なものです。
透明なようで半透明なような、形があるようでないような水。

川や海も大きな水です。
豊富な動植物を活かしている山でさえ、水の恩恵を受けずには成り立ちません。
そんな水に見たり触れたり匂いを嗅いだり、音を聞いたり、私達は水とともに生きています。

水の神様は、私達の想像力をかき立てて、たくさんの芸術や科学技術を生み出させました。

なぜ、こんなにも私達は水の恩恵を受けているのでしょう。
それはもしかしたら、私達が水の神様から愛されている証なのかもしれません。

振り返って考えれば、お母さんのお腹にいる時から私達は羊水に包まれ、やがて外の世界に旅立ちます。
私達が生まれるずっと前から、水は存在していました。

それは空気と同じように当たり前に私達の傍にあり、私達の体内に取り込まれていきます。
体内に取り込まれた水分は、体の様々な部分に使われ、それ以外は体の外へ出ていきます。
涙や汗、吐く息や唾液など、形を変えて、地上へと帰っていきます。

私が水に対して、神秘的な思いを抱き始めたのは、ある出来事がきっかけでした。
それまでの私にとって、水はただの水でした。
自分の体が求めれば水分を取る、というぐらいの感覚でいました。
今はミネラルウォーターを買って飲み水にしていますが、それまでは水道水で済ませていました。

私の水に対しての考えを変えさせたのは、祖母の家で過ごした経験がきっかけでした。
祖母と私の母は実の親子でしたが、大変仲が悪く、音信不通の状態でした。
その影響で、社会人になるまで、祖母に会ったことがありませんでした。
それが偶然、祖母から母宛の葉書を私が見てしまったことで、私は祖母に会いたくなり
本当に祖母の家まで出かけてしまったのでした。
祖母が暮らす古い民家は、明治時代に建築されたもので、大きな大黒柱や広い土間がありました。

さすがに電気やガスは通っていましたが、祖母は昔の生活をしていました。
そんな昔の家でしたが、私にとってはなぜか安らげる場所でした。
祖母が入れてくれたお茶を飲んだ私は、その美味しさに驚きました。
これ、どんなお茶っ葉を使っているの、と私が言うと、祖母は笑って、葬式で貰った安いお茶だよ、と言いました。

祖母は崖下の水を沸かしているとも言いました。
崖下の水とは、祖母のいる集落一帯で引いている湧水でした。

私がさらに驚いたのは、美味しいのがお茶だけではなく、祖母の作る野菜も美味しいのでした。
近所のおばさん達が来た時にその話をしたら、皆は朗らかに笑って、よそから来た人は必ずそう言うよ、
よっぼど崖下の水が美味しいのかね、と。

祖母は水道水を使わず、殆んど崖下の水で生活していました。

ある日、風呂釜から崖下の水があふれ出ていたのを見た私は、そのあまりの美しさに見とれてしまいました。
蛇口から糸のように落ちる水が、風呂釜に出来た清らかな水面に吸い込まれていきます。
風呂釜の端から溢れた水は、静かにゆっくりと流れ出ていきます。
何とも言えない静寂に包まれたその様子は、静かで穏やかな心、そのものでした。
それを見ていた私は、急に涙が出てきて、祖母の元へ走っていきました。
おばあちゃん、うちのお母さん、心配してたよ、と私は言いました。
祖母は、少し笑って頷きました。

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